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定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。

カテゴリー「定期日記」の記事一覧
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ハッピーハロウィン!

お菓子も欲しいけど、やっぱりいたずらが楽しみだなぁ。

さあ、カルにはどんないたずらをしよう?


by.黒こげひしょー

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····· 背後のつぶやき

兄上が、すみかをごちゃごちゃと飾っています。
なんですかこれは、と聞いたところ、ハロウィンだとのこと。

ああ。
兄上の誕生日って、一応ハロウィンってことになっているのです。
祝ってほしいんでしょうか、あの歳で。

「がおー、カボチャはまだ食べちゃだめですよぅ~」
分身の声が聞こえます。
「そっちも食べちゃヤダー!」
今度は兄上の声。

なんだか、私とは別世界が作られている気がします。
付き合ってなどいられません。

と、思っているといきなり目の前に逆さまの兄上が現れました。
上を見れば、天井のパイプに脚を引っ掛けて
ぶらさがっているようです。
「カルぅ? 独りぼっちは寂しいよ? 一緒に遊ぼうよ~」
「お断りします」
ぷらぷらと兄上は揺れます。
「そんなこと言わずにさぁ。
カルだってホントは遊びたいんでしょ?
分身クンを見ているとそう思うよ。
分身なのに性格が違うなんて、なんかヘンだもん。
無意識のうちに望んでいることなんじゃ…」
「点火」

兄上の大嫌いな火をつけて、私はその場を去りました。
「よろしくお願いしますねー」
「ぎゃー! くっつくなー!」
分身と兄上のコミュニケーションは放置して、私は仕事に戻ります。
今日は遺跡外。
とても忙しいのです。

····· これはひどい

「兄上」
すみかに向かって声をかけます。
「兄上!」
しかし返答はありません。
確かに入り口には、今は留守と書かれていましたが、
今はいることくらいわかるのです。生体反応ありますから。
「あーにーうーえー!」
「呼ばれてばばーん!!」
大声で長く声をかけると、へんなことを口走りながら
兄上が姿を見せました。
すごくくだらないものを見せられたので冷たく見据えてみます。
「あ、アレ? 面白くなかった?」

そんな質問は無視して、私はこの部屋の惨状を問い詰めます。
「だってボク、こっちで住むところないんだもん」
「私だってここしかありませんよ」
「キミはいいじゃん、お知り合いがいるんだからさ!」
そういうと兄上は頬を膨らませました。
なんてことはない、寂しいだけのようです。
いつまでたっても心が子供の兄上なだけはあります。

「わかりました」
私は提案します。
「兄上はここにいてもいいです。
ただし、ここでエレアの飼育をするので
それには文句を言わないでくださいね?」
その言葉に対して、こくこくと頷く兄上。
「では中に入りなさい、分身」
「がおがおー」
私の分身とエレアの姿を見て兄上はぴょんと跳ねて驚きました。
「カ、カルが二人いるー!」

····· オチ無し

久しぶりですよ。
自分の分身をつくりだすのは。
しかも自分にそっくりなモノをです。…ああ、子供タイプのですよ。

使用目的は、エレアの世話です。
以前の私の姿をしていれば、アレも安心するでしょう。
分身製作は疲れますが、厄介払いができれば安いものです。

ただ、それが他の方に見つかると面倒ですね。
普段は隠しておきましょうか、“すみか”あたりにでも。

そう思って行ってみれば、そこには変わり果てた私の住処が…
兄上の仕業です。
兄上の装飾品が大量に飾られ、怪しい薬物と書物があります。
そろそろ苦言を申し上げたほうがよさそうですね。
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