定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。
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探索56日目
「やー、4日間飲まず食わずだとさすがにきついネ!」
シャルはそう言って笑った。
「だからこれ食べてくださいと言ったでしょう!」
カルニアは怒り口調で、調理されていない保存食を差し出した。
「にょーん」
意味不明の鳴き声を出すシャル。
「な、なんなんですかいったい…」
「昔からこうではないか。
この島に来た途端、急に猫どころかパンダを被っていたが」
エリアスは冷静に言う。
「へぇ。パンダねぇ…食べるとそれはおいしいのかい?」
フォーゼは相変わらず食べることしか考えていない。
「さすがにそれは知らん…」
困り顔のエリアス。それを見て、コロコロと面白そうにフォーゼは笑う。
「キミは食べなくても生きていけるのかい?」
「いえ、いくらなんでも、食べたことのないものがあるイコール食べ物必要ないと
いう考えはぶっ飛びすぎでしょう」
きっとパンダも食べたことがあるカルニアが指摘した。
「ああ、嫌だ。ここにいる面子は嘘つきばかりだ…」
急にそんなことを言われて、カルニアの目が据わる。
フォーゼもぎらりと目を輝かせる。
シャルは露骨に額に手をやって、あーあー、と言った。
「ダメだよ~。みんな好きでウソついているんじゃないんだから!
エリーだってそうでしょ? 普段、その姿で世界を歩いているときは
人間のフリしてるじゃない。それだってウソなんでしょ?」
そうすると、エリアスはしゅんとした。
「そうだ…本当は俺はただの剣なのに…」
「今日という今日は許せませんね!」
ダン! と音を立ててカルニアが立ち上がった。
「私がただの嘘つきでないことを証明してみせます!」
なにがはじまるのか。シャルはお兄さんぶってエリアスを説得していたのだが、
好奇心が勝ち、自分の仕事を放棄した。そしてカルニアの次の言葉を待つ。
「私の分身に嘘をつくのが苦手な者がいるのです。分身なのにですよ。ですから
私だって嘘が苦手な面もあるということなのですよ。さあ! 今度の遺跡は彼と
付き合っていただきます。来なさい、ベータ!」
えー、今回くじ引き無しー? とシャルは言ったのだが、それ以上に大きな音を
立てて、どさっとその者は現れた。
巨大な甲冑に身を包み、それをも隠すように大きなマントを羽織っている男だった。
「参りました」
「さあ、今回はあなたと一緒に遺跡に潜りますよ!」
「お言葉のままに」
「やあ、忠実な兵士そのものじゃないか」
ベータと呼ばれた大邪霊の言葉遣いに、フォーゼは感心して言う。
逆にシャルは
「この人硬そうだな~」
と、ぷうと口を膨らませて言った。
「まあいいや! 残りの人はー、どうしようかな? アレ? みんないない」
他のカルニア配下の大邪霊の姿が無い。
「がおー! ガンマー! デルタちゃーん!」
「ごんが?」
がおが現れた。
しかし他の二人は出てこない。
「ふーん…」
出てこなければ、遺跡に入らない者への罰ゲームを食らわなくてすむ。
そう考えているのだろう。シャルは、こくこくと頷きながら意味ありげな声を出し、
ばっと手を上に振り上げた。
「ウェスターフィールド!」
するとシャルを中心に、魔力の場が広がっていく。
「わあごちそう!」
カルニアが食べる前に
「みっけ!」
シャルはそう叫ぶと、姿を消した。
「ちくしょうが…」
ガンマが苦々しく吐き捨てた。シャルの右手につままれている。
「なんということでしょう。隠れても無駄なのですね」
デルタは左手でつままれている。
二人をどさどさと落とすと、シャルは
「いえぃ☆」
と、勝利のポーズを決めてみせた。
「この間はよくもやってくれたな。動けなくて超不便だったんだぜ!」
「ウン、よく聞こえてた。ずっと怒ってたよね。すごいよね。人間は怒るのにだって
パワーを使うのにね」
「オレサマだって使うわ!」
シャーッ! 噛み付くようにガンマは怒鳴る。
「だったらやめればいいじゃない? エネルギーを使うのを嫌うのがカルの一族だと
思っていたんだけど」
「それとこれとは話が違う!」
「諦めなさい」
ぽん、とカルニアがガンマの肩に手を乗せる。
「この人になにを言っても無駄です。時間とエネルギーの無駄ですよ」
ガンマは改めてシャルを見る。
「ふふふふふーん♪」
歌いながら回っている。
「はあ…」
ため息。確かに人の話を聞いていない。
「じゃあ、せめて動ける姿に…」
「幼くなっちゃえ~!」
ガンマが要求しようとした瞬間、シャルは魔法を発動させた。
すると、2人と1匹の大邪霊は、子供の姿になった。
「カワイー!」
シャルは叫び、ガンマを抱き上げる。
「やめろ、こら!」
ガンマはじたばたするが、無駄にでかいシャルには抵抗できない。
シャルはガンマをなでなですると、
「これなら動けるよネ!」
と言って、下ろした。
「さあ! みんな行くぞー。すぐ行くぞー!」
そしてぶんぶんと手をふりまわすと、シャルは洋々と魔方陣に向かって歩き始めた。
シャルはそう言って笑った。
「だからこれ食べてくださいと言ったでしょう!」
カルニアは怒り口調で、調理されていない保存食を差し出した。
「にょーん」
意味不明の鳴き声を出すシャル。
「な、なんなんですかいったい…」
「昔からこうではないか。
この島に来た途端、急に猫どころかパンダを被っていたが」
エリアスは冷静に言う。
「へぇ。パンダねぇ…食べるとそれはおいしいのかい?」
フォーゼは相変わらず食べることしか考えていない。
「さすがにそれは知らん…」
困り顔のエリアス。それを見て、コロコロと面白そうにフォーゼは笑う。
「キミは食べなくても生きていけるのかい?」
「いえ、いくらなんでも、食べたことのないものがあるイコール食べ物必要ないと
いう考えはぶっ飛びすぎでしょう」
きっとパンダも食べたことがあるカルニアが指摘した。
「ああ、嫌だ。ここにいる面子は嘘つきばかりだ…」
急にそんなことを言われて、カルニアの目が据わる。
フォーゼもぎらりと目を輝かせる。
シャルは露骨に額に手をやって、あーあー、と言った。
「ダメだよ~。みんな好きでウソついているんじゃないんだから!
エリーだってそうでしょ? 普段、その姿で世界を歩いているときは
人間のフリしてるじゃない。それだってウソなんでしょ?」
そうすると、エリアスはしゅんとした。
「そうだ…本当は俺はただの剣なのに…」
「今日という今日は許せませんね!」
ダン! と音を立ててカルニアが立ち上がった。
「私がただの嘘つきでないことを証明してみせます!」
なにがはじまるのか。シャルはお兄さんぶってエリアスを説得していたのだが、
好奇心が勝ち、自分の仕事を放棄した。そしてカルニアの次の言葉を待つ。
「私の分身に嘘をつくのが苦手な者がいるのです。分身なのにですよ。ですから
私だって嘘が苦手な面もあるということなのですよ。さあ! 今度の遺跡は彼と
付き合っていただきます。来なさい、ベータ!」
えー、今回くじ引き無しー? とシャルは言ったのだが、それ以上に大きな音を
立てて、どさっとその者は現れた。
巨大な甲冑に身を包み、それをも隠すように大きなマントを羽織っている男だった。
「参りました」
「さあ、今回はあなたと一緒に遺跡に潜りますよ!」
「お言葉のままに」
「やあ、忠実な兵士そのものじゃないか」
ベータと呼ばれた大邪霊の言葉遣いに、フォーゼは感心して言う。
逆にシャルは
「この人硬そうだな~」
と、ぷうと口を膨らませて言った。
「まあいいや! 残りの人はー、どうしようかな? アレ? みんないない」
他のカルニア配下の大邪霊の姿が無い。
「がおー! ガンマー! デルタちゃーん!」
「ごんが?」
がおが現れた。
しかし他の二人は出てこない。
「ふーん…」
出てこなければ、遺跡に入らない者への罰ゲームを食らわなくてすむ。
そう考えているのだろう。シャルは、こくこくと頷きながら意味ありげな声を出し、
ばっと手を上に振り上げた。
「ウェスターフィールド!」
するとシャルを中心に、魔力の場が広がっていく。
「わあごちそう!」
カルニアが食べる前に
「みっけ!」
シャルはそう叫ぶと、姿を消した。
「ちくしょうが…」
ガンマが苦々しく吐き捨てた。シャルの右手につままれている。
「なんということでしょう。隠れても無駄なのですね」
デルタは左手でつままれている。
二人をどさどさと落とすと、シャルは
「いえぃ☆」
と、勝利のポーズを決めてみせた。
「この間はよくもやってくれたな。動けなくて超不便だったんだぜ!」
「ウン、よく聞こえてた。ずっと怒ってたよね。すごいよね。人間は怒るのにだって
パワーを使うのにね」
「オレサマだって使うわ!」
シャーッ! 噛み付くようにガンマは怒鳴る。
「だったらやめればいいじゃない? エネルギーを使うのを嫌うのがカルの一族だと
思っていたんだけど」
「それとこれとは話が違う!」
「諦めなさい」
ぽん、とカルニアがガンマの肩に手を乗せる。
「この人になにを言っても無駄です。時間とエネルギーの無駄ですよ」
ガンマは改めてシャルを見る。
「ふふふふふーん♪」
歌いながら回っている。
「はあ…」
ため息。確かに人の話を聞いていない。
「じゃあ、せめて動ける姿に…」
「幼くなっちゃえ~!」
ガンマが要求しようとした瞬間、シャルは魔法を発動させた。
すると、2人と1匹の大邪霊は、子供の姿になった。
「カワイー!」
シャルは叫び、ガンマを抱き上げる。
「やめろ、こら!」
ガンマはじたばたするが、無駄にでかいシャルには抵抗できない。
シャルはガンマをなでなですると、
「これなら動けるよネ!」
と言って、下ろした。
「さあ! みんな行くぞー。すぐ行くぞー!」
そしてぶんぶんと手をふりまわすと、シャルは洋々と魔方陣に向かって歩き始めた。
――内容が…――
あえて続きは言うまい。
テンションが低いときに書くと、散々ですね。
しかしベータって連れて行ってなにか役に立つかなぁ?
絵的には盾なので、戦闘中に役に立つのですけど、
防御時のセリフというか、防御の概念がこのゲームありませんからね。
困ったなぁ。
過去話もこの人ありませんし。日記のネタどうしよう。
さて。
今日のランキング。
第12位 2178
なんとか維持できているようです。
でも上るのもそろそろ限界。
ランカーにはいつも字数ギリギリまで書いていらっしゃるという
ギュス様がぎりぎり入っている状況ですから…
あとは呪術をあげたら…もう満足だ。
あえて続きは言うまい。
テンションが低いときに書くと、散々ですね。
しかしベータって連れて行ってなにか役に立つかなぁ?
絵的には盾なので、戦闘中に役に立つのですけど、
防御時のセリフというか、防御の概念がこのゲームありませんからね。
困ったなぁ。
過去話もこの人ありませんし。日記のネタどうしよう。
さて。
今日のランキング。
第12位 2178
なんとか維持できているようです。
でも上るのもそろそろ限界。
ランカーにはいつも字数ギリギリまで書いていらっしゃるという
ギュス様がぎりぎり入っている状況ですから…
あとは呪術をあげたら…もう満足だ。
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