定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。
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24日目:共調
「やらせないよ!」
そのとき、ファミリアの声がした。
ぴゅん、と彼(彼女?)がヴィテスとロゼの前に飛び出すと、辺りに結界が張られる。
「この力は…!?」
ロゼが驚きの声を出す。
「そ。我がマスター、ガラン様の超能力だよ。どうやってボクが使っているかは内緒だけどね」
それからファミリアは面白そうな声色でボンバーに語りかける。
「この結界は簡単には破れないよ。カシーア会の精鋭の超能力なんだから。さあさあ、どうする?!」
ボンバーの眉がぴんと上がる。
「カシーア会の連中の力なんて恐れるに足らずだぜ。力技でぶち破ってやるよ」
さらに炎が強くなり、大爆発が起きた。衝撃が結界の中にまで伝わってくる。
「くっ…」
ファミリアが苦虫をかみつぶしたような声を出す。
「大丈夫?!」
「だ、大丈夫だ…」
ヴィテスは答えるが、ロゼの返事はない。
「フン! 大ミエ切った割には大したことないぜ。さすがに死んじゃいねーだろうが、気絶するくらいの衝撃は通ったってことだろ」
嘲笑うボンバーと、焦るファミリアの姿は対照的だ。
ヴィテスは状況を打破するために、攻撃することを決める。矢を構えた。
「おいおい、矢が俺に届くと思っているのか? 溶けちまうぜ」
「ハイザー学園で学んだことだが…力には2種類あるそうだな」
言いながらヴィテスは、相変わらず自分にまとわりついているナイトスピリットを掴んだ。
「自然界に存在するものを使役する『自然の力』と、自然界には存在しない『異質な力』」
「だからなんだ?」
ナイトスピリットを矢の先にくくりつけるヴィテスの行動が不審なのか、それとも言葉が不審なのか。ボンバーは露骨に顔をしかめ問い返した。
「同じ系列の力は影響を与えやすい。つまり、結界という異質な力は、異質な力にさほど強くない。炎も自然界では珍しい現象、異質な力なんだろう」
「だからなんだ?!」
苛立ちを見せるボンバーにヴィテスはナイトスピリットを向けながら。
「つまり、お前も異質な力に弱いということになるよな」
そして、弓の弦を引き。
「これは闇の精霊ではなく、魂という俺の常識ではありえない存在だ」
放つ。
「つまり! この矢が当たれば! 俺様は! 大ダメージだと言いたいわけだ! だがな! そう簡単に痛ェ!!!」
ボンバーが律儀に反応しているうちに、矢は当たる。
ヴィテスは呆気にとられた。相手の言うとおり、当たらなければダメージは通らない。が、反論しているうちに当たるとはなんとも間抜けな。
「……」
「クソが! 覚えてやがれ!」
ボンバーは撤退した。だが、微妙な空気がそこには残った。
そのとき、ファミリアの声がした。
ぴゅん、と彼(彼女?)がヴィテスとロゼの前に飛び出すと、辺りに結界が張られる。
「この力は…!?」
ロゼが驚きの声を出す。
「そ。我がマスター、ガラン様の超能力だよ。どうやってボクが使っているかは内緒だけどね」
それからファミリアは面白そうな声色でボンバーに語りかける。
「この結界は簡単には破れないよ。カシーア会の精鋭の超能力なんだから。さあさあ、どうする?!」
ボンバーの眉がぴんと上がる。
「カシーア会の連中の力なんて恐れるに足らずだぜ。力技でぶち破ってやるよ」
さらに炎が強くなり、大爆発が起きた。衝撃が結界の中にまで伝わってくる。
「くっ…」
ファミリアが苦虫をかみつぶしたような声を出す。
「大丈夫?!」
「だ、大丈夫だ…」
ヴィテスは答えるが、ロゼの返事はない。
「フン! 大ミエ切った割には大したことないぜ。さすがに死んじゃいねーだろうが、気絶するくらいの衝撃は通ったってことだろ」
嘲笑うボンバーと、焦るファミリアの姿は対照的だ。
ヴィテスは状況を打破するために、攻撃することを決める。矢を構えた。
「おいおい、矢が俺に届くと思っているのか? 溶けちまうぜ」
「ハイザー学園で学んだことだが…力には2種類あるそうだな」
言いながらヴィテスは、相変わらず自分にまとわりついているナイトスピリットを掴んだ。
「自然界に存在するものを使役する『自然の力』と、自然界には存在しない『異質な力』」
「だからなんだ?」
ナイトスピリットを矢の先にくくりつけるヴィテスの行動が不審なのか、それとも言葉が不審なのか。ボンバーは露骨に顔をしかめ問い返した。
「同じ系列の力は影響を与えやすい。つまり、結界という異質な力は、異質な力にさほど強くない。炎も自然界では珍しい現象、異質な力なんだろう」
「だからなんだ?!」
苛立ちを見せるボンバーにヴィテスはナイトスピリットを向けながら。
「つまり、お前も異質な力に弱いということになるよな」
そして、弓の弦を引き。
「これは闇の精霊ではなく、魂という俺の常識ではありえない存在だ」
放つ。
「つまり! この矢が当たれば! 俺様は! 大ダメージだと言いたいわけだ! だがな! そう簡単に痛ェ!!!」
ボンバーが律儀に反応しているうちに、矢は当たる。
ヴィテスは呆気にとられた。相手の言うとおり、当たらなければダメージは通らない。が、反論しているうちに当たるとはなんとも間抜けな。
「……」
「クソが! 覚えてやがれ!」
ボンバーは撤退した。だが、微妙な空気がそこには残った。
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