定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。
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探索25日目
プラストスの相手が終わったら、夕飯の時間になってる。
というか、夕飯の時間まで解放してもらえねぇ。
それから風呂に入って、さっさと寝る。
気が向けば、夜間訓練っていうのもあるが、今日は眠いからパス。
オレサマの夢が、繋がっているのが気になるんだ。
つまり、今度寝たら、なにを見るのかも予想がつく。
これって、オレサマ、寝てるまんまってことかね?
--------------
「ろ」
そう鳴く、目の前の生き物。
オレは、この小動物と一緒に行動していたことがあった。
それは、オレサマがガンマになる前の話。
そう、オレサマもベータたちと同じように、元になった人間の魂があったんだ。
そいつの名は、トパーズ=ラシダス、という。
トパーズは、ある世界の風の一族に生まれた。
だけど、持っているのは地の力だった。
そのために忌み子と言われ、一族には迫害されていた。
でも、家族はそんな彼を守ってくれていた。
だけど妹が生まれてしばらくしてから、父親は一族の厳しい仕事に駆り出され、
母親は心労で倒れた。
オレは母親の面倒を見ながら、近くの森で狩りをしながら生きた。
しかし、森にバケモノが出て、それがオレのせいということになるのには
時間がかからなかった。その結果、オレは処刑されることになる。
体がボロボロの母親と、まだ幼い妹が、声を枯らしてオレのことを呼んでいたのが
今ではありありと思い出せる。
それからどれくらい経ったかは知らねぇ。
けど、さほど時間は経っていないはずだ。
ある女が、オレを蘇らせた。
目的は、その女が完全に力を取り戻すために必要な、
オーブの力をオレに解放させること。
ヒトを憎んでいるはずだということで選ばれたらしい。
しかし、オレサマからすれば、利用するためにオレサマを蘇らせた
その女のほうが気に入らなかった。
なんとかそいつの邪魔をしてやろう。そう、思った。
しばらくその方法はわからなかった。
だけどしばらくして知る。
オーブの力を解放させる者は、9人必要なのだと。
ならそれを揃わなくさせればいい。
でもどうやって?
考え付いた恐ろしい考えは――その候補者を殺すこと。
けれどひとつ、心配なことがあった。
たとえ殺したとしても、オレのように蘇らされる可能性もある。
困っていると、オレに渡されたオーブが言った。
「我の力で復活の阻止をする」と。つまり、オレが手にかければオーブの呪いで
あの女の復活が無効になるということらしい。
それからオレの戦いが始まった。
ナイフを仕込み、候補者や、目的を隠すために無関係な者も手にかけた。
殺戮狂だと思わせれば成功だった。
そしてそれはうまくいく。
――だから、オレはヒトを殺すことにあまり抵抗が無かったのか。
今、そう思う。
それから50年ほど経ったころだろうか。
タウチ、という動物が生息しているところをたまたま通りがかった。
タウチは地属性の生き物なんだが、その中に風属性の力を持つヤツが1匹いた。
そしてそれが他のタウチの頭の角で攻撃されていた。
オレは気が付いたらその1匹を助けていた。
自分と姿が重なったからだと思う。甘いなぁ。
それが「ろ」と鳴く、後にロイと名付けられる生き物だった。
こいつはオレにすっかり懐き、オレの左肩の上に座っている。
戦闘の邪魔だ、と言えば離れるのだが、しばらくすると戻ってくる。
困ったものだった。
そして80年ほど経ってから、9人のオーブ解放者が揃わぬまま、
女の復活作戦が遂行された。
それは完全に予想外。
オレは焦って、まだ解放を行っていない顔見知り共に見境なく
襲い掛かるようになる。
だが、あちらも考えていたようで、オレの手では倒せないものたちが
候補者になっていた。
竜だったり、妖精だったり、呪歌使いだったり、な。
そして女は復活してしまい、人の世は本格的に荒れ始めた。
オレは、世界の平和とやらのためにがんばっていた、
脳内お花畑の連中と協力することになった。
あいつの目的をぶっつぶすだけの力をそいつらがいつの間にか備えていたからだ。
オレの目的もあちらにはバレ、そいつらと組むしか道が無かったとも言える。
そしてついに、あの女を倒した。
あの女は、生き物の負の感情を食って、力を発揮する存在だった。
そのため、人々に恐怖を与えるのが生きる手段だった。
生きるためならば、怪物を生み出し、人々を追い込む組織を作り上げたのは
仕方が無かったのかもしれない。
恨むべくは、そのような存在を造った者。
それが――フェイテルだったんだ。
--------------
「フェイテル様」
「フェイテルサマー」
邪心たちは奴に様付けをして呼ぶ。
それが気に入らない。シャルは半分おちょくっている気もするが。
だからオレはフェイテル、と呼び捨てにしていた。
それも昔の経験のせい。今になってわかった。
目を覚ましたオレは、ゆっくり夢の続きを考える。
戦いが終わり、トパーズは蘇らせた女を殺したことで仮初めの命を失った。
だがそれで終わりではなかったんだ。
たくさんの命を奪った罪は許されず、トパーズの魂は彷徨うことになる。
そして彷徨っている先で、偶然ヴァイザの部下生成の儀式に巻き込まれ、
オレサマになったようだ。
リアルに、トパーズの経験はオレサマの経験として「思い出した」。
これもきっとフェイテルには筒抜けなのだろう。
それが非常に、悔しい。
というか、夕飯の時間まで解放してもらえねぇ。
それから風呂に入って、さっさと寝る。
気が向けば、夜間訓練っていうのもあるが、今日は眠いからパス。
オレサマの夢が、繋がっているのが気になるんだ。
つまり、今度寝たら、なにを見るのかも予想がつく。
これって、オレサマ、寝てるまんまってことかね?
--------------
「ろ」
そう鳴く、目の前の生き物。
オレは、この小動物と一緒に行動していたことがあった。
それは、オレサマがガンマになる前の話。
そう、オレサマもベータたちと同じように、元になった人間の魂があったんだ。
そいつの名は、トパーズ=ラシダス、という。
トパーズは、ある世界の風の一族に生まれた。
だけど、持っているのは地の力だった。
そのために忌み子と言われ、一族には迫害されていた。
でも、家族はそんな彼を守ってくれていた。
だけど妹が生まれてしばらくしてから、父親は一族の厳しい仕事に駆り出され、
母親は心労で倒れた。
オレは母親の面倒を見ながら、近くの森で狩りをしながら生きた。
しかし、森にバケモノが出て、それがオレのせいということになるのには
時間がかからなかった。その結果、オレは処刑されることになる。
体がボロボロの母親と、まだ幼い妹が、声を枯らしてオレのことを呼んでいたのが
今ではありありと思い出せる。
それからどれくらい経ったかは知らねぇ。
けど、さほど時間は経っていないはずだ。
ある女が、オレを蘇らせた。
目的は、その女が完全に力を取り戻すために必要な、
オーブの力をオレに解放させること。
ヒトを憎んでいるはずだということで選ばれたらしい。
しかし、オレサマからすれば、利用するためにオレサマを蘇らせた
その女のほうが気に入らなかった。
なんとかそいつの邪魔をしてやろう。そう、思った。
しばらくその方法はわからなかった。
だけどしばらくして知る。
オーブの力を解放させる者は、9人必要なのだと。
ならそれを揃わなくさせればいい。
でもどうやって?
考え付いた恐ろしい考えは――その候補者を殺すこと。
けれどひとつ、心配なことがあった。
たとえ殺したとしても、オレのように蘇らされる可能性もある。
困っていると、オレに渡されたオーブが言った。
「我の力で復活の阻止をする」と。つまり、オレが手にかければオーブの呪いで
あの女の復活が無効になるということらしい。
それからオレの戦いが始まった。
ナイフを仕込み、候補者や、目的を隠すために無関係な者も手にかけた。
殺戮狂だと思わせれば成功だった。
そしてそれはうまくいく。
――だから、オレはヒトを殺すことにあまり抵抗が無かったのか。
今、そう思う。
それから50年ほど経ったころだろうか。
タウチ、という動物が生息しているところをたまたま通りがかった。
タウチは地属性の生き物なんだが、その中に風属性の力を持つヤツが1匹いた。
そしてそれが他のタウチの頭の角で攻撃されていた。
オレは気が付いたらその1匹を助けていた。
自分と姿が重なったからだと思う。甘いなぁ。
それが「ろ」と鳴く、後にロイと名付けられる生き物だった。
こいつはオレにすっかり懐き、オレの左肩の上に座っている。
戦闘の邪魔だ、と言えば離れるのだが、しばらくすると戻ってくる。
困ったものだった。
そして80年ほど経ってから、9人のオーブ解放者が揃わぬまま、
女の復活作戦が遂行された。
それは完全に予想外。
オレは焦って、まだ解放を行っていない顔見知り共に見境なく
襲い掛かるようになる。
だが、あちらも考えていたようで、オレの手では倒せないものたちが
候補者になっていた。
竜だったり、妖精だったり、呪歌使いだったり、な。
そして女は復活してしまい、人の世は本格的に荒れ始めた。
オレは、世界の平和とやらのためにがんばっていた、
脳内お花畑の連中と協力することになった。
あいつの目的をぶっつぶすだけの力をそいつらがいつの間にか備えていたからだ。
オレの目的もあちらにはバレ、そいつらと組むしか道が無かったとも言える。
そしてついに、あの女を倒した。
あの女は、生き物の負の感情を食って、力を発揮する存在だった。
そのため、人々に恐怖を与えるのが生きる手段だった。
生きるためならば、怪物を生み出し、人々を追い込む組織を作り上げたのは
仕方が無かったのかもしれない。
恨むべくは、そのような存在を造った者。
それが――フェイテルだったんだ。
--------------
「フェイテル様」
「フェイテルサマー」
邪心たちは奴に様付けをして呼ぶ。
それが気に入らない。シャルは半分おちょくっている気もするが。
だからオレはフェイテル、と呼び捨てにしていた。
それも昔の経験のせい。今になってわかった。
目を覚ましたオレは、ゆっくり夢の続きを考える。
戦いが終わり、トパーズは蘇らせた女を殺したことで仮初めの命を失った。
だがそれで終わりではなかったんだ。
たくさんの命を奪った罪は許されず、トパーズの魂は彷徨うことになる。
そして彷徨っている先で、偶然ヴァイザの部下生成の儀式に巻き込まれ、
オレサマになったようだ。
リアルに、トパーズの経験はオレサマの経験として「思い出した」。
これもきっとフェイテルには筒抜けなのだろう。
それが非常に、悔しい。
――付加・作成メモ――
これでも書き上げて、何回も推敲した文でした。
もう、これでいいな! と思って更新をおとなしく待っていましたが
後で、ガンマとその兄貴分の冒険が抜けていることに気が付きました。
とほー。
今日のランキング☆
第24位 1803
維持がせいいっぱい。
今回、持久枯渇で放り出されたので、遺跡外です。
やるべきことをまとめておきます。
遺跡外では、枠売っちゃうけど。
[6] 白石 → 防具作成、合成の材料(祝福LV1)に。
[8] 毛皮 → 魔石に付加実験
[9] ラベンダー → (付加24で)防具に付加
[10] 魔法樹の欠片 → 魔石に付加実験
[11] 鋭い牙 → 防具作成
[12] 平石 → 防具作成、合成の材料(物防LV1)に。
[14] おにく50 → 調理
[15] しっぽ → 剣作成
※6と12をくっつけても、自滅になります
これでも書き上げて、何回も推敲した文でした。
もう、これでいいな! と思って更新をおとなしく待っていましたが
後で、ガンマとその兄貴分の冒険が抜けていることに気が付きました。
とほー。
今日のランキング☆
第24位 1803
維持がせいいっぱい。
今回、持久枯渇で放り出されたので、遺跡外です。
やるべきことをまとめておきます。
遺跡外では、枠売っちゃうけど。
[6] 白石 → 防具作成、合成の材料(祝福LV1)に。
[8] 毛皮 → 魔石に付加実験
[9] ラベンダー → (付加24で)防具に付加
[10] 魔法樹の欠片 → 魔石に付加実験
[11] 鋭い牙 → 防具作成
[12] 平石 → 防具作成、合成の材料(物防LV1)に。
[14] おにく50 → 調理
[15] しっぽ → 剣作成
※6と12をくっつけても、自滅になります
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