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定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。

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探索39日目
○引き続きDarkPinkHorse!!でサマーバケーション中○
 1日ずれているのはキニシナイ!

「すてきだわ」
フェイテルがぽつりと呟く。
「とことん、フェイテル様は歌がお好きですね」
カルニアは言う。

飛び交う世界――まるで原子のコア・電子のように位置する
フェイテルたちの世界にはコアに相当するものも存在していた。
そこでただ立っているだけだったフェイテルに、そんな機能がついていることが
カルニアには驚きだった。
「歌というより音楽だわ。音楽が好き。聞いているとね、私に足りないたくさんの
ものたちと出会っている錯覚に陥るの。そこが素晴らしいと思っているわ」
「そんなものですか…」
フェイテルには、元の世界では強力すぎる力がある。というのに、必要ないからと
いう理由で欠けているものもたくさんあった。
あまりにも不自然な存在。
それを体験していないカルニアには、彼女の気持ちを想像しろというほうが
無理難題である。
「でもでも。フェイテルサマにそんな面があったって知ったとき、
ボクは嬉しかったよ! ボクとわかりあえるところがあるってことだもん」
シャルはそう言って、手持ちのコーヒーを全て飲み干した。
「嬉しかった? 何故?」
フェイテルがぽつりと呟く。
「もう! 理由はちゃんと言ったでしょー」
聞いてなかったの? ぷんすかぷん! と、シャルは頬を膨らませた。
それに対してフェイテルは首を振り、そうじゃなくてね、と続ける。
「私とわかりあえて、なにが嬉しいの?」
「………」
その疑問にシャルの目は点になった。
「フェ、フェイテルサマ…」
相手の名を呼んだものの、次の言葉が出てこない。
固まっていると、ひょいとフォーゼが食べ物をテーブルの上にドンと置いた。
「悲しい話は後回し。今はせっかくお邪魔しているのだから、
お食事会を楽しまなくちゃ」
その顔は満面の笑み。
「お前が食べたいだけじゃないのか?」
エリアスが淡々と突っ込んだ。
「いいじゃないか。サマーバケーションとして海辺で大々的にやっていると
いうのに、そこで関係ない湿っぽい話をしているのは、
ライブを準備した人に失礼だと思わないかい?」
否定はせず、フォーゼは笑いながら、食べ物を適当に分配し始めた。
「あ、すみません! 私がやりますよ~」
カルニアが慌てて小皿を取り、取り分けはじめる。
シャルは勝手に小皿を取り、トリのから揚げを独占した。
エリアスはそこからひとつ、トリのから揚げを取った。

ライブが終わり、歓声が上がる。
そして食事会にと変わった会場はとても賑やかなものだった。
「歩き回って、いいかしら?」
フェイテルは邪心たちに問う。
「ほえ!?」
またシャルの目が点になった。
「フェイテルサマが会場に興味を持っている! オドロキ!」
ははは。フォーゼが笑った。しかしエリアスは眉をひそめる。
「お前がひとりで歩くと何をしだすかわからない。俺も一緒に行く」
ははは。フォーゼがまた笑った。
「常識知らずさんがセットになったらカオスになるだけだよ。
そうだね、カルニア君が良かったら、案内してあげたらどう?」
「そこは立候補するところでしょうが! どうして私に振るんです!?」
カルニアは抗議の声。
「嫌なの?」
シャルのなんの他意も無さそうな問いに、カルニアはため息をついた。
「いいえ。私もフェイテル様の行動には興味がありますから――行きますよ」
「じゃあ決まり! 解散ッ!」
シャルが嬉しそうに言うと、食事の元へダッシュで走っていった。
それを呆れた視線で見送った一同も、やがて解散していった。

「ロランさーん!」
シャルは古い記憶の中に鮮明に残っていた時代の知り合いの姿を見つけると、
突撃をかました。
彼は人間のはずなので、自分がいかに時代を遡ってきてしまったのかを
実感する相手である。
しかしシャルが喚こうと叫ぼうと絡もうと冷静に対処する人でもある。
そういうところがシャルには無いので、実は憧れていたりなんかするのだった。
「こういうところにも来るんだね! 意外~。相変わらずカッコイイなぁ…って、
暑くないの?」
褒めてから黒コートの彼にぽつんと疑問を投げかける。
すると彼はちらりとシャルを見て、視線をすいと横にそらし、そして…

「あ、あそこにルチルさんがいらっしゃるじゃないですか!」
フェイテルと共に歩いているカルニアが彼女に手を振る。
料理を広げて友人であろう人々と、すでに食事会を楽しんでいるようである彼女は
カルニアに気がつくとおそらくいつものように笑顔を向けるであろう。
しかし失礼なフェイテルはライブの主役を目で追っているのである。

エリアスはぷらぷらと食事を探していた。
人見知りが激しい彼からは話しかけることは無いだろう。
黒尽くめで、近寄りがたい「固さ」のオーラを纏っている彼に、
話しかける猛者はいるのだろうか。

フォーゼは酒場のマスターと軽く話をしている。初対面なので失礼の無いように
話すのだろうが、酒が入ると話は別だ。きっと素の少々生意気な食いしん坊が
顔を出すに違いない。

---------------
その様子を、ベージュのマントで全身を隠した不審な影が見ていることなど、
誰も気がつかなかった。
マントの下に見えるのは、色白の肌と、死んだような青い瞳。

――水着ネタはチキレ負け――

日記がとりあえず終わって、DarkPinkHorse!!のメッセを書いていると
水着の貸し出しをしてくださっている方がいて、乗っかろうと思ったときには
もう更新がスタートしてました。
無念。

今日のランキング☆
第18位  2029

継続は力なり。

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次回は大変です。
ギュス様のPTと練習試合でぶつかった!
しかも日記を拝見させてもらったところ、前回、元所属PTとぶつかった模様。
フィスさんの設定はとことんウチと似ているなぁ。
私はあのPTに勝てるわけないのですが、邪気眼コミュに入っている以上、
なんかしたい。
とりあえず、登場演出を取っていないので、必殺技絵でなんとかする。

タカシさんもついにクライマックス。
ニコさんのイラストが火を噴くぜ!
このあとどうなるんだろう…
勝手に話しかけるのは自由だそうなので、エリーに語らせようとも考えたのですが
エリー、引っ込めてくださいとか言われているからどうなんだ?
やっぱりお話しさせていただいたほうがいいよね。
うわー、なんて濃い40日目になりそうだ!
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