忍者ブログ

定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

探索40日目
「願い事的に。願い事的に」
フェイテルがぽつりぽつりと呟いた。
「なーに、それ?」
シャルが問う。フェイテルは振り向くと、珍しく不思議そうな顔(笑顔ではあるが、
眉が下がっている)をしていた。
「街の掲示板で見たの。この島は50日目に滅びると、私がこの世界に来る前に
予見したわ。でもね、それが変わっているかもしれないんですって」
珍しく断言しなかったことにシャルは内心驚きつつも、ふーんと適当に相槌を打つ。
「街の掲示板に、この島の存在は延びます、願い事的に。って書いてあったのよ。
とても曖昧。願い事的とは言葉の上ではってことなのかしらね。
そもそもそれが本物という保障も無いけれど」
シャルは首をかしげてみせた。
「よくわかんないー」
「そうね。私がわからないんですもの」
事実上見下されたシャルはぷう、と頬を膨らませる。
「いずれにせよ、あと10日でやるべきことは終わらせなくてはね」
「やるべきこと?」
シャルが問い返す。しかしフェイテルはなにも答えず、さっと水晶玉を撫でた。
「あ!」
なにが起こるか即座に理解したシャルは反論しようとしたが、その願いは叶わず、
邪心たちは合同宿舎に追い返されていった。

フェイテルはひとり、遺跡を歩き始めていた。
「静かね。こんなの久しぶり」
フェイテルは自分の管轄する世界たちのひとつに居座って、
自分の仕事を行っていた。そこは以前人々が栄え、
世界の滅亡を3度逃れてきた世界だった。
しかし文明が進むにつれ、ヒトは逆に数を減らし、
最終的になにも無くなってしまったのだ。
そこが寂しいとフェイテルは降り立ったのだが、
自分ひとりが増えただけで何かが変わることは無かった。
しかしフェイテルは特段状況が変わらないことを辛いと思ったことは無かった。
そこに来る前から事実上、ずっと一人だったからだ。
「そうよ。寂しいなんて思わなかった――あの子のあの姿を見るまでは」
フェイテルには対になる存在があった。
それが弟、デスティニー。
彼が、たくさんの司たちに囲まれて、怒りながらも。
「あの子が、笑うなんて――」
――その後のことは、思い出したくない。

「暗い(くっらい)ですねー」
カルニアが合同宿舎のテレビを見ながら言う。
彼の横ではほかほかのボルシチができていたが、全員に食わんと言われ
放置されていた。それをカルニアのペット、がお、が狙っている。
「フェイテル様も所詮私たちと同じってことでしょうか」
「それ、どういうこと? 邪心と同じ扱いするとフェイテルサマ、露骨に嫌がるから
根拠が欲しいなー」
ずずず、と音がする。
エリアスが横で出前で入手したラーメンをいただいているのだ。
「いえ、私たちは邪心になった際にケイオスを設定されているじゃないですか。
例えば私なら欺瞞。貴方なら不正義」
シャルはこくこくと頷いた。
「ロウとケイオス。両方を持っているのがボクたち邪心!」
「そういえば、そう名乗るように言い出したのは貴方でしたね」
するとシャルは目を閉じて、口元には笑みを浮かべた。
「だって司と一緒にするほどの存在じゃ、ないもん」
「寂しいのかい?」
フォーゼが会話の輪の中に入ってきた。
「んー? 寂しそうに見えた?」
声のテンションもいつもより若干低い。
おかげで、それはもう、とフォーゼは断言することになる。
「ボクはさ。あまり強くなりたくないんだよね。強くなると人と感覚が
だんだんずれてくる。ずれないように、と気をつけていても気がつけば、
周りの力ある者たちに染まってるんだ」
「じゃあ、司と一緒じゃないって良いことじゃないか」
シャルは困ったように眉を下げ、小首を傾げた。軽い笑みがそこには浮かんでいる。
「いいことだよ。でもさ、フェイテルサマはどうなんだろ? 
ひとりは寂しくないのかなー?」
「寂しくないわけない」
ラーメンをすするのをやめてエリアスがぼそりと呟いた。
「おお! エリーがフェイテルサマを援護しているぞ!」
「援護じゃなくて、擁護でしょう」
カルニアが突っ込みを入れている間もエリアスは、ぼう、と空中を見ていたが、
突然正面を向いて沈黙をした。
それからしばらくして、不思議そうに邪心たちに問いかけた。
「ラーメンが伸びている…俺は寝ていたのか?」
相変わらずボケている。全員がそう思った。
ぺろーん。
その間に、がおがボルシチを鍋ごと食べていた。

「で、話は戻るけど、フェイテルサマが暗いの?」
「ええ、そうですよ。ですから私たちのように宿命と○○の司ってフレーズを
つけて差し上げたらピッタリじゃないかと思いまして」
ちなみに彼ら邪心についているフレーズは、人々がケイオスの意味のフレーズを。
フェイテルがロウの意味のフレーズをつけていたのだった。
「勝手につけたら怒られるでしょ?」
フォーゼがクスクスと笑った。
「でも面白そうじゃない!」
シャルはやる気と元気が出てきたのか立ち上がって宙返りをした。
「おお、ボク絶好調!」
「やるなら勝手にやれ。だがうるさい。宴会場にでも移動しろ。
あとカルニアはまともな昼食を作ること」
今まで知らん振りをしていた合同宿舎の主、オルドビスが言った。
「えー。ボルシチだってまともな料理ですよ! 
そこまでいうなら今度はハヤシライス作りますよ!」
あまり変わらない…
「それも却下されたらビーフシチューを作りますよ! 
それがダメならローストビーフを!」※ビーフストロガノフの間違いです。
却下されればされるほど、ペットのおなかが満たされる。
そうわかっていて、カルニアはこんなことを言っているのだった。
「馬鹿を言っていると、お前を滅ぼすぞ。どうせただの端末なのだから」
カルニアの本体はこの合同宿舎がある世界の地の奥にあるのだ。
そこからひょろろーと根っこのようなものが伸びて、
外で活動するカルニアができていたりする。
「端末だなんて、機械みたいでイヤですよぅ。
せめてキノコとよんでもらいたいですね~」
「え!? がうがー、ごがん?(え!? マスター、ご飯?)」
食べ物を喩えに使うと、がお、が食いついてきた。
カルニアはそんながおを撫でながら、ではお昼ご飯の作り直し~と
台所へ歩いていくのだった。

さて宴会場である。
オルドビスが自分の家の横に増設した、大量の人数を収納できる広場だ。
その大きさや、ホリレス族全員を収納したという実績がある。
その隅っこで、シャルとフォーゼはおしゃべりを続けていた。
「ふたりでここにいるのはちょっと寂しいねー」
「まあ、じきにエリアス君も来るだろう。
言い出しっぺさんはさっさと仕事を終わらせてもらいたいね」
「ウン。もちろんここにお昼ご飯持ってね!」
そうそう。そう言ってフォーゼは立ち上がり、宴会場のテレビをつけた。
「おお! この部屋のテレビも遺跡と繋がってるんだー。便利便利! 
さて、フェイテルサマはどうしているかなっと♪」
興味シンシン! とシャルはモニターに釘付けになった。

フェイテルは魔方陣を出てから、次の魔方陣を目指して歩いている。
その間に、たくさんの人々とすれ違った。
しかしそれはフェイテルにとっては空気のようなもので、
大して気にしていなかった。
――が、その足が止まった。
フェイテルが休憩しようとしていたところにいた少年に、見覚えがあったからだ。
「あの子は、シャルの」
少年は一人では無かった。しかしフェイテルには、その少年しか見えていなかった。
その少年の名は、仰木 ユウト。


――VSギュス様ご一行――

イベント戦闘ですよこれは。
それぐらい、先週練習相手を見たときはテンションが上がりました。

しかし、結果を見てへこみました。
だって、2ターン目に必殺技をセットしていたのですが、
2ターン目の行動が最後で、SP取られて発動できなかったんだもん!
そもそも、1ターン目でもう死に掛かってるしな!

必殺技、消費SPが600のアレだったんです。
1ターン目に撃てば。1ターン目に撃てば!
ネタができなかったことで、ぶらっくはしばし状態異常:暴走になりました。
えーんギュス様ぁぁ。全力出せなくてごめんねぇぇ。

しかし一応セットしておいた、SP50%以下の技が発動しなかったのは何故。
混乱かなぁ?
→マクダさんに教えていただきました。
 技はセットした順に発動条件を探し、ヒットした地点でその技を出すと確定。
 SP不足等で出せなかった場合、通常攻撃になる。
 …そうです。
 フェイテルの通常攻撃ってなんだろう? 水晶アタックはもうごめんだよ!


今日のランキング★
第17位  2045
でも18位の人と差がないため、いつもと変わらん、といった感じ。

---------------
タカシさんところでこんなことやっていました。

???「……(どこかに視線を送っている)」

???「どうしたよ? ン?(フードの少年の視線を辿る)
おお、なんか倒れてるな。」

???「どうすんだ? 助けるか?」

???「……(ゆっくり首を振った)私はなににも干渉しない。」

???「なににも? じゃあ、なんでオレサマを助けたんだよ?」

???「………(すたすたと通り過ぎていく)」

???「悪ィな。オレサマはなんもできねーんだ。変な奴に食われるなよ?」

意味わかんねぇぇぇ!
倒れていたタカシさんのところを通り過ぎた通行人です。
でもそれを人の家でやるなと。やるなと。

ちなみにタカシさんが無事お戻りになった暁には、「オレサマ」のほうは
接触を図ると思います。自分の外見変わっても気にしないんだあいつ。(前科一犯)
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 管理人のみ閲覧
 
TRACKBACK

トラックバックURL

Copyright ©  -- ダブルスパイサー --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by 妙の宴 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]