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定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。

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探索59日目
エリアスが見つけた、双子星。
それがだんだん大きくなってくる。
「……?」
呆然とそれを見るエリアスだったが、どんどん顔が引きつってきた。
星が大きくなるのと同時に、音が接近してきているようなのだ。
「なにかが…接近してくる…?!」

「うわっほーい!」
突如、背後から聞こえた謎の…いや、シャルの声。
エリアスを押しのけて、双子星の落下地点に彼は立つ。

ドドーン!

「お、おい。大丈夫か…?」
予想以上の爆音に驚いてエリアスが義理の兄に問う。
もうもうと煙が立っていたが、その煙が晴れると、シャルはニッと笑って、
自分の手に収めたものをエリアスに見せた。
「ホラ! 邪神降臨」
「なっ…」
シャルが持っていたのは、小さな、小さな、フェイテルとデスティニーだった。

「そもそもなんなのだ、邪神降臨とは」
他の者たちがいる、キャンプへと向かいながら、シャルにエリアスは尋ねる。
「この島にはいろいろな力があるでしょ? 成長するはずも無いフェイテルサマも
 いろいろ身に付けていたのを知っているよね?」
兄の問いに弟は頷く。
「その中のひとつさ。デスティニーさんがフェイテルサマを倒しちゃってから、
 ボクはずっと考えていた。このままでいいのかってね。デスティニーさんも
 フェイテルサマも納得していたみたいだけど
 置いていかれたこっちは納得してないんだ。
 だから、なんとか話だけでもいいから聞き返す方法はないかと、
 いろいろ探していたんだよ」
「ふむ」
シャルはエリアスから視線を外すと、歌うように言い始めた。
「この島の、遺跡の外には変な機械があってね。
 そこにはいろいろな情報が書いてあった。ボクらと連絡を取りたい人が
 お手紙送ってきたりするのもそこで受け取れるようになっていたんだけど…
 そこには技の情報のやりとりとかもあるわけよ。その中で見つけたんだよね、
 邪神降臨」
くるりと一回転する。
「この島に始めてきたとき、カルニアに説明してもらっていたんだけど、
 ボク達が邪心だからかなぁ? そのときは気にも止めてなかったんだよね。
 でも、最後の司が消えちゃってから、もう一度、何気なく調べたら、あったんだ。
 邪神って人々に呼ばれていた黒い翼のデスティニーさんのことが
 すぐに頭に浮かんだよ。そして本当は黒い翼のフェイテルサマのこともね。
 だから実験したんだ。二人が復活したらラッキー☆ぐらいの勢いで」
「それで急に毒の再勉強を始めたんですか」
後ろから声がした。
「わっ! カル! なんでボクタチに追いつけるの?! 足遅いのに」
シャルの弟であり、エリアスの兄であるカルニアは、バイクに乗っていた。
「普通に歩いては追いつけないので、乗り物を使ってみました」
そしてにこにこと笑う。
「フェイテル様とデスティニー様が復活したって本当ですか?」
意味ありげな笑いは止まらない。あふれんばかりだ。
「んー。本人かどうかはまだわからないよ。寝てるし」
シャルの手の中で小さな二人は、くぅくぅと寝息を立てている。
「ではぱぱっと確認しましょう。データ採取☆」
カルニアが手を伸ばす。その手をエリアスが掴んで止める。
「なんで邪魔するんですかぁ?」
「気に入らん」
「それだけの理由で邪魔するんですかっ!」
カルニアは情けない声を出した。それでもエリアスは手を緩めない。
「カル、うるさい。起きちゃったらどうするの」
シャルも諫める。
すると、ぱたぱた、と音がして、それからのんびりとした声も聞こえた。
「あら…シャル、カルニア、エリアス。
 いつの間にそんなに大きくなったのかしら?」
シャルの手のひらの上の、小さな司がこちらを見て、にこり、と笑った。


――んーと…――

ついにここまで来ました。
やり残したことはもうありません。
キャラデリも寂しいので、
この先は小さな司のハートフルストーリーでも書きますか。
あはは、絶対無理だ(笑)

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