定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。
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探索22日目
蛸。
タコ。
タコが、フェイテルの前に立ちはだかった。
見上げるほどのそのタコに、可愛らしい顔立ちねと、
フェイテルは感想を抱いていた。
「みんなよろしくね」
その言葉と共に、邪心が召喚される。
シャル、カルニア、エリアス、フォーゼ。
彼らも敵対する相手を見て、呆然とした。
「大きいなー」
「今にはじまったことじゃないですけど」
「立ちはだかるなら、斬る」
「これはとてもおいしそうだ!」
4者4様。
勝手なことを言いつつ、それぞれ準備をはじめる。
臨戦態勢、などという立派なものは、彼らには無かった。
「ボクの華麗な踊りを見るがいい!」
最初に動いたのは、シャルだ。
普段、皆の前で披露している、カリスマ全壊のほにゃらら笑顔は無く、
真剣な顔で踊りつづける。
銀の長い髪が厳しい太陽の光を浴びて煌めく。
その様子を見て、フェイテルは、にっこりと笑った。
そこにタコの触手がビュンと音を立てて向かっていった。
「!」
エリアスがフェイテルの前に躍り出ると、触手を切り払いにかかった。
しかし、全てを防ぐことはできず、フェイテルに1発当たってしまう。
「ちっ…!」
エリアスは悔しげに言うが、フェイテルは一言も発しない。
そのフェイテルの横にフォーゼが歩み出て、にこりと笑って小さく呟いた。
「……、さあ、どれがフェイテル様かわかるかな?」
すると、フェイテルの周りに鏡が出現し、光を放った。
その次の瞬間にはフェイテルの姿が3人になっていた。
「ワォ!」
シャルが言う。タコがうろたえたのがわかったからだ。
---------------結果上はココまで----------------
だがタコは怯むことなく、墨を噴出した。
「…ハズレ、だね」
フォーゼがニヤリと笑った。
狙われたフェイテルが鏡に変わると、攻撃を反射する。だが――
「あれあれー? フェイテルサマも黒くなってるよ」
「あらま」
シャルの指摘どおり、フェイテルも墨まみれだ。
「大丈夫よ」
にこりと笑うフェイテルだが、黒くなっているため、なんだか痛々しい。
このままではいけないと思ったのか、シャルが飛び出した。
「あーはっはっはっは! 行け、ボクの人形たちよ!」
そして現れるたくさんのシャルの人形Aタイプ。シャルを幼くし、
さらにデフォルメされたその人形は、杖を振り振り、タコの周りを飛び回った。
その隙に、エリアスが剣を構えると、タコの触手の合間に見えた、
体、そのものらしきものに突撃した。
「?!」
直撃した、とエリアスは思っていたため、驚きの表情になる。タコの体は軟体で、
思うように剣が突き刺さらなかったのだ。
思い思いに動いた反動だろう、次に攻勢になったのはタコのほうだった。墨が飛び、
触手がフェイテルを襲う。
「くっ、フェイテルばかり狙って…!」
なんとか触手の合間を縫ってフェイテルに接近したエリアスは、フェイテルへの
4撃目を抱えてかわした。
「さあ、ショーの始まりです!」
今までなにもしていなかったカルニアが突如言う。
天まで立ち昇る炎。
足元をすくう水飛沫。
吹き飛ばさんばかりの嵐。
そして、降り注ぐ岩の群れ。
しかし、タコは器用に魔法を避けてみせたのだ。
「ばかな…」
素を出してカルニアは呆然とつぶやく。
「もう、しっかりなさい」
フェイテルはそう言うと、再び飛んできたタコの触手を半歩だけ歩いてかわした。
「好きにはさせん!」
満身創痍のカルニアの横からエリアスが飛び出して、タコに二連撃を喰らわせる。
しかしタコは怯まない。再び襲い掛かる墨。もともと真っ黒なエリアスだが、
わずかな肌色の部分まで真っ黒だ。
ここからは殴り合いになった。
シャルは爪を、カルニアはワイヤーを、エリアスはもちろん剣を、
フォーゼは杖を持ち、それぞれ、各方面からタコに攻撃を加え、翻弄する。
しかしそれでもフェイテルへのダメージは蓄積していった。
「厳しいわ」
笑顔のまま、フェイテルは呟く。
そこへシャルが空中から剣を作り出すと、タコに向けて突き刺した。
魔の力によって作られたそれは、タコにしっかりと食い込む。
「よくやったわね、いい子」
満足そうなフェイテル。悠長に構える彼女をエリアスは抱え、逃げ回った。
「うまく攻撃が通らないね。このままじゃ、僕たちが押し負ける」
フォーゼが淡々と言う。
「随分と冷静なんですね? 私はもういっぱいいっぱいですよぅ~」
小さなワイヤーの先端につく針で
果たしてどれだけ相手にダメージを与えているのだろうか。
カルニアは疑問だった。そしてそれがそのまま精神的なダメージとなり、
彼の力を落としていく。そして――
「恥じることはないぜ、相手が悪かっただけだ」
タコの声を聞いた。
はっとして邪心たちは自分の主に視線を送る。
一度倒れた彼女はゆっくりと立ち上がった。
「この島の守護者への信仰――私には無いも同然。みんな、二度目は無くてよ」
フェイテルはそれでも笑顔だった。
「まったく!」
シャルはそう叱責した。それはフェイテルへか、皆へか、それとも自分へか。
再び魔法剣を作り出し、タコに突き刺す。
「あの攻撃は通っている…なのに何故」
何故、相手は倒れぬのだ? エリアスは苛立ちを隠せなくなってきた。
「落ち着きなよ。慌ててもどうにもならないよ」
フォーゼはお茶でも飲みだしそうな勢いのマイペースである。
「そこ! 話している暇があったら手を動かす!」
シャルが声を飛ばす。その間にもシャルは魔法剣で攻撃、
フェイテルへの攻撃の切り払いを行っている。
カルニアは、大呪文を打ち切って倒れている。
「また来な、遊んでやるぜ」
そして、この声である。
「防御が…体力が万全なら、タコなんかに、はっ!」
と、カルニアが悔しそうに言う。
「タコ食べたかったな…」
フォーゼは倒れたまま呟く。
魔法使い組がまだ何か言う元気があるのに対して、
前衛二人は完全に黙り込んでいた。
肩で息をしている。
「……」
「………」
シャルとエリアスがアイコンタクトでなにか話している。
ああ、混ぜてくださいよぅ。
そう言おうとして、カルニアの中でなにかが切れ、ぱたりと倒れこんだ。
こうして、人間のようで人間でないなにか5人組は、全滅という事態に
あいまったのであった。
タコ。
タコが、フェイテルの前に立ちはだかった。
見上げるほどのそのタコに、可愛らしい顔立ちねと、
フェイテルは感想を抱いていた。
「みんなよろしくね」
その言葉と共に、邪心が召喚される。
シャル、カルニア、エリアス、フォーゼ。
彼らも敵対する相手を見て、呆然とした。
「大きいなー」
「今にはじまったことじゃないですけど」
「立ちはだかるなら、斬る」
「これはとてもおいしそうだ!」
4者4様。
勝手なことを言いつつ、それぞれ準備をはじめる。
臨戦態勢、などという立派なものは、彼らには無かった。
「ボクの華麗な踊りを見るがいい!」
最初に動いたのは、シャルだ。
普段、皆の前で披露している、カリスマ全壊のほにゃらら笑顔は無く、
真剣な顔で踊りつづける。
銀の長い髪が厳しい太陽の光を浴びて煌めく。
その様子を見て、フェイテルは、にっこりと笑った。
そこにタコの触手がビュンと音を立てて向かっていった。
「!」
エリアスがフェイテルの前に躍り出ると、触手を切り払いにかかった。
しかし、全てを防ぐことはできず、フェイテルに1発当たってしまう。
「ちっ…!」
エリアスは悔しげに言うが、フェイテルは一言も発しない。
そのフェイテルの横にフォーゼが歩み出て、にこりと笑って小さく呟いた。
「……、さあ、どれがフェイテル様かわかるかな?」
すると、フェイテルの周りに鏡が出現し、光を放った。
その次の瞬間にはフェイテルの姿が3人になっていた。
「ワォ!」
シャルが言う。タコがうろたえたのがわかったからだ。
---------------結果上はココまで----------------
だがタコは怯むことなく、墨を噴出した。
「…ハズレ、だね」
フォーゼがニヤリと笑った。
狙われたフェイテルが鏡に変わると、攻撃を反射する。だが――
「あれあれー? フェイテルサマも黒くなってるよ」
「あらま」
シャルの指摘どおり、フェイテルも墨まみれだ。
「大丈夫よ」
にこりと笑うフェイテルだが、黒くなっているため、なんだか痛々しい。
このままではいけないと思ったのか、シャルが飛び出した。
「あーはっはっはっは! 行け、ボクの人形たちよ!」
そして現れるたくさんのシャルの人形Aタイプ。シャルを幼くし、
さらにデフォルメされたその人形は、杖を振り振り、タコの周りを飛び回った。
その隙に、エリアスが剣を構えると、タコの触手の合間に見えた、
体、そのものらしきものに突撃した。
「?!」
直撃した、とエリアスは思っていたため、驚きの表情になる。タコの体は軟体で、
思うように剣が突き刺さらなかったのだ。
思い思いに動いた反動だろう、次に攻勢になったのはタコのほうだった。墨が飛び、
触手がフェイテルを襲う。
「くっ、フェイテルばかり狙って…!」
なんとか触手の合間を縫ってフェイテルに接近したエリアスは、フェイテルへの
4撃目を抱えてかわした。
「さあ、ショーの始まりです!」
今までなにもしていなかったカルニアが突如言う。
天まで立ち昇る炎。
足元をすくう水飛沫。
吹き飛ばさんばかりの嵐。
そして、降り注ぐ岩の群れ。
しかし、タコは器用に魔法を避けてみせたのだ。
「ばかな…」
素を出してカルニアは呆然とつぶやく。
「もう、しっかりなさい」
フェイテルはそう言うと、再び飛んできたタコの触手を半歩だけ歩いてかわした。
「好きにはさせん!」
満身創痍のカルニアの横からエリアスが飛び出して、タコに二連撃を喰らわせる。
しかしタコは怯まない。再び襲い掛かる墨。もともと真っ黒なエリアスだが、
わずかな肌色の部分まで真っ黒だ。
ここからは殴り合いになった。
シャルは爪を、カルニアはワイヤーを、エリアスはもちろん剣を、
フォーゼは杖を持ち、それぞれ、各方面からタコに攻撃を加え、翻弄する。
しかしそれでもフェイテルへのダメージは蓄積していった。
「厳しいわ」
笑顔のまま、フェイテルは呟く。
そこへシャルが空中から剣を作り出すと、タコに向けて突き刺した。
魔の力によって作られたそれは、タコにしっかりと食い込む。
「よくやったわね、いい子」
満足そうなフェイテル。悠長に構える彼女をエリアスは抱え、逃げ回った。
「うまく攻撃が通らないね。このままじゃ、僕たちが押し負ける」
フォーゼが淡々と言う。
「随分と冷静なんですね? 私はもういっぱいいっぱいですよぅ~」
小さなワイヤーの先端につく針で
果たしてどれだけ相手にダメージを与えているのだろうか。
カルニアは疑問だった。そしてそれがそのまま精神的なダメージとなり、
彼の力を落としていく。そして――
「恥じることはないぜ、相手が悪かっただけだ」
タコの声を聞いた。
はっとして邪心たちは自分の主に視線を送る。
一度倒れた彼女はゆっくりと立ち上がった。
「この島の守護者への信仰――私には無いも同然。みんな、二度目は無くてよ」
フェイテルはそれでも笑顔だった。
「まったく!」
シャルはそう叱責した。それはフェイテルへか、皆へか、それとも自分へか。
再び魔法剣を作り出し、タコに突き刺す。
「あの攻撃は通っている…なのに何故」
何故、相手は倒れぬのだ? エリアスは苛立ちを隠せなくなってきた。
「落ち着きなよ。慌ててもどうにもならないよ」
フォーゼはお茶でも飲みだしそうな勢いのマイペースである。
「そこ! 話している暇があったら手を動かす!」
シャルが声を飛ばす。その間にもシャルは魔法剣で攻撃、
フェイテルへの攻撃の切り払いを行っている。
カルニアは、大呪文を打ち切って倒れている。
「また来な、遊んでやるぜ」
そして、この声である。
「防御が…体力が万全なら、タコなんかに、はっ!」
と、カルニアが悔しそうに言う。
「タコ食べたかったな…」
フォーゼは倒れたまま呟く。
魔法使い組がまだ何か言う元気があるのに対して、
前衛二人は完全に黙り込んでいた。
肩で息をしている。
「……」
「………」
シャルとエリアスがアイコンタクトでなにか話している。
ああ、混ぜてくださいよぅ。
そう言おうとして、カルニアの中でなにかが切れ、ぱたりと倒れこんだ。
こうして、人間のようで人間でないなにか5人組は、全滅という事態に
あいまったのであった。
――戦闘でも負けてるけどさ――
初のチキレ負けです。
悔しいなぁ。
ランキング☆
第31位 1735
順位を2個落としました。仕方ないな。
暢気にチキンナゲットなんか食べてるから…
いかんせん今回は、メッセがすごくて
日記のネタを考える余裕が無かったんですね。
仕事の空き時間に、うん空き時間だよ? に考えて
初の戦闘描写にしよう、と決めたのが水曜当日。
ぎりぎりまで用事も入っていたのもあって(その帰りにナゲット買った)
このような結果になりました。
まあへこたれずに、また行きましょうぜ!
初のチキレ負けです。
悔しいなぁ。
ランキング☆
第31位 1735
順位を2個落としました。仕方ないな。
暢気にチキンナゲットなんか食べてるから…
いかんせん今回は、メッセがすごくて
日記のネタを考える余裕が無かったんですね。
仕事の空き時間に、うん空き時間だよ? に考えて
初の戦闘描写にしよう、と決めたのが水曜当日。
ぎりぎりまで用事も入っていたのもあって(その帰りにナゲット買った)
このような結果になりました。
まあへこたれずに、また行きましょうぜ!
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