忍者ブログ

定期更新型ネットゲーム「Ikki Fantasy」「Sicx Lives」「Flase Island」と「Seven Devils」、「The Golden Lore」の記録です。

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

探索4日目
ここに来て、初めての戦闘だったわ。
緑色の物体。これが草? そんな肉体を持っていたわ。
シャルは呆れ、カルニアは懐かしいと喜び、エリアスは…黙って剣を抜いたわ。

エリアスはそういう子。
いつも黙っているけれど、それは自分の感情を表現するのが苦手なだけなのよね。
それなりにいろいろ考えているみたいだけど、それを言葉にするのが苦手なの。
さすが私の弟に連なる者。
私の弟は、感情そのものを捨ててしまったんだけどね…
その原因はまだ語らないでおくわ。

エリアス。邪心としての名はシェイド。破壊と真実を司る者。
彼は破壊の邪霊として世界に存在していたわ。
それをある一族が、邪霊を封印するために人間に転生させたの。
転生した後はどこに行ったのか、その一族にもわからなかったわ。

彼は普通の人間として、ある夫婦の間に生まれたの。
性格は今のまんまね。
頭がいいとは言えないから、無口。
言いたいことを失敗して相手を傷つけるのが怖くて、無口。
でも戦闘になると魂が踊って好戦的な口調になるの。
そのことも彼を無口にさせる原因だったわ。自己嫌悪って奴で。
好戦的なことは悪いことではないと思うのだけど、ね。

そんな彼だけど、皆が平穏に暮らせるよう願っていたわ。
彼にできることは戦いだけだった。
なにかしようとすると壊す。不器用なんだ、と本人は思っていたのだけれど、
破壊の邪霊の生まれ変わりがなにかを作り出すなんて到底不可能ね。
だから自分の住んでいた村を守るために戦っていた。
そして、シェイドが復活するという噂を耳にして、
自分ができるのは戦いだけだからと村を飛び出した。
それから冒険者の資格を取って、戦いの日々を送っていたわ。

そんなある日のこと。
エリアスは一人の女性と出会うの。
名前はミクリー。シェイドを転生させた一族の一人だったわ。
彼女はシェイドが再び復活するという一族の言葉に従い、それを阻止すべく、
従者と二人で旅をしていたの。
たまたま出会ったときにシェイドを復活させようとする一派と遭遇し、
共に戦ったことで、エリアスは彼女たちと行動を共にすることになったわ。
ミクリーは戦闘を好まず、平和主義者で、
エリアスの好戦的なところが気に入らなかったみたい。
でも、普段はおとなしくて優しい子だったから悪者ではないのだろう、
と暖かく接していたの。
エリアスは知らない人と共に行動することに緊張をしていたから、
彼女に好感を持ってもしばらく打ち解けるには時間がかかったわ。
でもね、打ち解けるのには時間がかかったのに決別は一瞬だった。

シェイドを復活させようとしているシェイドの部下たちは
一行のことが目障りだったの。当然よね。
そこで、新たに邪霊を集めて子供を作り上げ、彼らと関わりを持たせたわ。
ミクリーはすっかりその子を気にいって可愛がっていた。
エリアスは前世の力の影響かしら、その子に警戒心を抱いた。
でもそれは口にしないで自分の中にそっとしまいこんでいたわ。
シェイドの部下たちは、その子供に指令を与えていた。
ミクリーが隙を見せたときに消せと。
そしてそれは実行された。いえ、されそうになった。
エリアスが阻止したの。そして本性を現した子供を倒そうとした。
けれどミクリーがそれを必死で止めるの。今まで仲良くやっていたのだから
この子もわかってくれる、と。
でもエリアスには『見えて』いた。今までのが嘘で、今の態度が本心なんだと。
だから子供に剣を向けるのをやめなかったわ。
そして――ついにエリアスはその子供を殺めた。
ミクリーは怒り狂ったわ。そしてエリアスに言った。
「なんでも破壊で解決しようとするなんて。そんな貴方はシェイドと変わらないわ」
エリアスは呆然としたわ。
自分の破壊衝動の酷さは自分でも重々承知していたからね。
そして、そのとおりだと思った彼は、ミクリーたちと別れた。
そのあと、シェイドがなにに転生しているか調べていた部下が
エリアスと接触するの。そしてエリアスは知ってしまった。
自分こそが、自分が倒そうとしていたシェイドだったのだと。
そして心の内で、シェイドに戻りミクリーに倒されようと決めたのよ。
馬鹿な子でしょう?
自分に暴言を吐いた相手のことは責めず、
わざと倒されようなんて普通は考えないわ。
生への執着が無かったのは…
今まで倒してきた者の数が多かったせいなのかもしれないわね。
シェイドに戻るために必要なことは簡単だった。
シェイドを復活させようとする部下たちを全員殺すこと。
そこまで調べていた部下は喜んで仲間たちも差し出し、自分をささげたわ。

そして、すべては終わったの。
世界にはこう記録されている。
『勇敢な少女の手により、シェイドは復活してまもなく倒された。
そして世界は平和になった』
簡単な言葉よね。

エリアスは後悔していないと自分で言っていたわ。
でも心の奥底では無念だったんでしょうね。
なぜなら彼は消えなかったから。
シェイドの力は失ったけれど、彼の愛剣に魂が憑いてしまったの。
そして彼の世界は破壊の邪霊を生み出す世界。
一度滅びても、破壊の邪霊はまた蘇る宿命なのよ。

その剣は長い時を経て、一人の少年の手に渡ったわ。
その少年もシェイドほどではないけれど強い力を持っていて、
町をひとつ破壊してしまっていたの。
それで自己嫌悪に陥っていたわ。
似ているでしょう?
邪霊に生まれた宿命を背負い、自分を投げ捨てた者と
力を暴発させ、自分を投げ捨てた者。
彼らは共鳴して、少年の体にエリアスの魂が移動してしまったの。
その上、他の世界に飛ばされたりしてね。
その世界では少年は自分の殻に閉じこもっていたから
エリアスが飛ばされた世界の崩壊を防ぐため走り回ったりしたわ。
そう。
シェイドに戻って滅ぼされたとはいえ、エリアスはエリアスのままだった。
つまり彼はシェイドに戻った地点で邪心になっていたと言っても
過言では無かったわ。
邪心に変わるまでの期間が一番短かった例ね。

ちょっと話がそれたわね。
少年が青年と呼んでいいくらいに育ったころ、ようやく彼は心を外に向け始めた。
そのことでエリアスの魂は眠ることが増えていた。
戦闘になると出てきてしまうんだけどね。
そしてある出来事を境に、エリアスはようやく剣に魂を戻すことができたの。
そして世界を支える精霊の一種として、
騒乱が起きていた世界を終わらせるのに協力したわ。
そして今も、世界を見守っているのよ。

そんな存在を呼んでも大丈夫か、ですって?
大丈夫よ。
見守っているだけじゃなくて、世界が破壊衝動に駆られるのを抑える
役割があるから、戦闘以外には呼ばないように気をつけているもの。

そんなわけだから、エリアスはあまり出てこないけど仲良くしてあげてね。

次の相手はムカデさん。
さて、みんなよろしくお願いね?
その先はどうやって進もうかしら。壁がたくさん…
わざと行き止まりに行くのも悪くないわね。
日記ランキング。第64位(923)。蓄積型なのかなぁ、やっぱり。
今回巻貝と、イベントでしっぽをゲットしました。
巻貝は13の職人さんなら特殊効果も付けられたのですが、急ぎだったので
今、一番進んでいる方(10の職人さん多し。自分も付加とるというポカをやらなければ
防具がそれくらいになっているはず)にお願いしました。

その他欄に装備しておけば実行されるでしょうか。
それは次々回の練習試合で確かめられるでしょう。
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 管理人のみ閲覧
 
TRACKBACK

トラックバックURL

Copyright ©  -- ダブルスパイサー --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by 妙の宴 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]